歳を取ると、自分の集めてきた物がどの様に継承するかについて、
時々考える事がある。
人それぞれの価値があり、子から孫へさまざまな形で時代を超えて継承する。
それは別に、親族以外の別の大切にしてくれる人であっても。
歳のせいかその様な事を考えて、物を選ぶ事が少し出てきた。
使い古した自分のクタクタの愛用品が別の人の手に渡り、更に味わいを継承する。
時間の経過と共に100年後にも、その持ち物が更に力を持って、別の他人の愛用品になっている事がなぜか嬉しい。
一つの財布として、レザーの色味は、脈々と受け継がれてどの様に変色するか楽しみだ。
「私に鞄の内側にはペンのインクが溢れた時のシミがあります、それも含めてこの鞄を愛しています。」
その時起こった惨事は思い出に変わり、また自分だけのオリジナリティに変わる。
Atelier Renardの鞄は、誰が見ても良い物だと思うし、かなり高級な物だと思う。
但しこの高級な綺麗な鞄を0歳として、そこから新しい傷や汚れなど様々な思い出を刻む事により
自分だけの特別な物に変わるのだろう。
Atelier Renard
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全てアポイント制となります。
銀座とパリのアトリエを繋ぎリアルタイムで、自分だけの革商品をオーダー頂ける機会です。