愛知県一宮市には、大小様々の機屋や織物工場がある事は有名な話。
その中の一つの生地会社に様々な特殊でマニアックな生地を制作依頼して、国内外のブランドから信頼を得ている会社があります。
それは、”大八木株式会社。”
かなり強面の常務さんが昔から関根と交流があり、今回そのツテにより実現致しました。
ただ見た目はかなり強面ですが、豪快で人情味があり海外のメゾンであろうが自分達のような弱小であろうがフラットに接してくれる有難い兄貴のような存在です。
今回そんな熱血兄貴の一言によって今回のプロジェクトがスタートしました。
『好きそうなやつ倉庫にあるよ!チョットだけど。』と提案してくれたのが、今回のヴィンテージピケです。
-Heavy Pique.
この生地は、そもそも興味本位で作り始めた生地になります。
その為112センチ巾の狭さで作った理由としては、縦×横で限界ギリギリまで生機段階で打ち込んだピケです。
織組織自体がピケで、殆どがタテ糸が表面に出てくる為、緯糸は目飛びや織キズが多発する可能性があるので巾狭企画となっています。
生地企画は、興味だけではあまりにもコストと手間がかかりすぎる為、製織可能な織場が無く、何年も倉庫に眠っていたピケになっています。
この生地がVintage Piqueをイメージしており、これをまた再現する事は現在のところ不可能です。
これをいつも制作を監修して頂いている、WASEWの河南さんに墨染めをお願いして、着用毎に経年変化する生地に仕上げて頂きました。
この素材が特殊で、生地巾が狭いですが更に染色することによって縮率が縦4%前後・横10%弱縮みました。
オンスでいうと約10%ぐらいの厚みが増したと思って下さい。
かなりオンスが硬厚くなり、かなり度ヅメの生地になります。
また生地が厚い為、通常の縫製工場では難しい。
その為PJ.antiqueの山田君に縫製をお願いしています。
彼の会社の縫製は、かなり腕の良い縫製士さんがいる為、難しい生地や特殊なヴィンテージ素材でも丁寧に縫う事ができ、今回の難しいプロダクトが実現致しました。
今回のプロジェクトは、一ノ宮で出会った一つの生地により始まりました。
それをカタチにする為、様々な協力者により実現致しました。
感謝しかありません。
”Sumi"Black dyed
Finish Compound
Heavy Pique.
こちらの商品は、”Lister Osaka Pop up"
8/19(金)・8/20(土)・8/21(日)のイベントの際サンプルをご用意致しますのでそこでオーダー頂けます。
納期に関しまして、11月から12月を予定しております。
状況に応じて、前後する場合もございます。
東京でのオーダーは、大阪イベントが終わり次第対応させて頂きます。
お支払い方法は、前金50%で納品後残金のお支払いを取らせて頂きます。
各種クレジットカード、振込などの対応もさせて頂きます。
“Lister Osaka Event 1st”
2022. 8/19(金). 8/20(土) .8/21(日)
大阪府大阪市西区阿波座1-14-15(三和ビル1F)
※本町駅から徒歩3分
06-7709-2502
このイベントでは、この商品以外も様々取り揃えています。
もしかしたら、まだ東京でも紹介していないブランドもご用意できるかもしれません。
詳細は、インスタグラムで告知いたします。