【rofmia Exhibition】
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10.28(Fri) .29(Sat) .30(Sun)
『Saul Leiter』
“KODACHROME"
Iving Penn , Robert Frank , Richard Avedon , William Klein など VogueやHarper’s BAZAARの20世紀の代表する写真家たち。
Saul Leite(ソール・ライター)もそれらの偉人のうちの一人に挙げられます。
但し、奇しくも2013年亡くなってから再評価された偉人です。
彼は本来画家を目指しており、独特な色調と構図は彼の写真に多大に影響を受けている。
世界大戦後の1950年のニューヨークは抽象画のアートがブームを起きており、ロシア系ユダヤ人アーティストであるMark Rothkoの抽象画も、後のソールの構図のヒントになる。
ロスコは20世紀アメリカ抽象主義表現の画家で、彼の画風は画面全体に輪郭が曖昧な2分割や3分割の特定な焦点を持たない油画色表現の画家です。
ソールは、その色表現を写真の構図で引用し『フレームインフレーム』の写真で形成しました。
また写真にロートレックの様な色表現を再現する為、当時モノクロームから移り変わったばかりのカラーフィルム・KODACHROMEを使います。
このフィルムは、赤色や黄色の発色の濃い色合いで写真を現像しても褪色し難い、当時では珍しいフィルムです。
初期のカラー写真は褪色性 保存性が悪いものがほとんどでした。
KODACHROMEのフィルムは、それらのデメリットの無い当時の先端のフィルムです。
ソールの写真は、ロコス抽象表現のフレームインフレームの構図に、ガラス越しや雨、雪などの自然現象をレンズからリフレクションの様な曖昧な写真作品が生まれます。
それは、絵画と写真を結びつける一つの彼の表現方法といえます。
日本の禅や仏教を好むソール。
『本当の世界は、本来隠されたものと繋がっている。』
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これらの色彩表現を、伝統生地である美濃和紙入りの三河木綿を 70歳のアーティストに表現して頂きました。
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全ては、Listerの枠組みでrofmiaのディレクションによって生まれたエキシビジョンになります。