「何者感」
The 2 Monkeys/VAUDEVILLE
ヴォードヴィル(vaudeville)17 世紀末にパリで始まった演劇エンターテイメントのことで、大衆演劇の始まりを意味する言葉です。
特定のブーツのオマージュではなく、デザイナーの鈴木氏のワードツリーの中から生まれたブーツ。
まず大きく目を引くのが特徴的なトゥーのデザインだと思います。
ブルドッグトゥと言われるディテールで、おでこ靴という方が馴染みがあると思いますが先端が丸く太い少しボテッとしたシルエットでサイドから見たときにはウエストの絞りがきつめに入ってシュッとしていて、見る角度によって見え方の変わる靴。
正面から見ると少し鋭角に反ったトゥデザインで無骨なイメージにもなり、後ろから見たときには小さめのヒールで少しセクシーな見え方で、デザイナーの狙いにまんまと乗せられてるのかまるでころころ場面の切り替わる喜劇のようなブーツです。
毎度のこと個人的な感想ばかりで申し訳ないのですが、「君ならどんなコーディネイトでこの靴を合わせるの?」と挑発されてる気がして、、、
このパンツなら後ろから見た時が一番キレイに見えるとか、このコーディネートなら前から見たときが一番かっこいいとか。
そんな談義をしながらお客様と話しているのがとても楽しいです。
レザーに関してはタンニンなめしのホースハイドを使用しており、柔らかさもありますが少しシボ感のある無骨なイメージの革でブラックは茶芯を使用しているため、オイルアップする際の色によって経年の仕方が変わるのでそこも楽しみの一つ。
少し甲が高めの設定になっているのも個人的には嬉しい仕様の一つで、逆に甲が低い方は厚めのシワが入るのでそれもまた良い。
そしてこのブーツを持ったとき。
見た目の印象と比べてとても軽やかで、反りも良くスニーカーのように着用できてソールも予めラバーが貼ってあるため急な雨でも気にせずに着用できます。
レザー
新喜皮革 タンニンなめし ホースハイド(ホースフロント)
カラー
ブラック(茶芯)
オークブラウン
サイズ
US7.5 (25.5cm) 〜 US9.5 (27.5cm)
製法
グッドイヤーウエルト製法(踏みつけ部)+ マッケイ製法(ウエスト〜ヒール)
ソール レザー(ノンスリップラバー付き)
価格
¥110,000+tax