イタリアの陽気なデザイナーのこだわり。
以前お客様のオーダー品の仮縫いをテレビ電話でやったことがありました。
準備オッケー!とのことで電話をかけると、背景が海、、、
「今船でデザイン考えてたとこなのー」
さすが我らが巨匠。
そんなゆかさんの靴は履いていてハッピーな気持ちにさせてもらえる。
仕立て云々はもちろんなのですが、デザインとして女性から見た男性像がしっかりあり、どこかセクシーで凛としている佇まいが僕たちを惹きつけ続けるんだろうなと。
内海のセレクトはもちろんなのですが、やはり毎回展示会毎に新しい試みがあり、毎回2人の展示会でのやり取りを聞くのが楽しみでもあります。
いつもクールな内海がゆかさんの勢いに毎回圧倒されてるのが部下の僕としては楽しくて仕方ないです!
自分は元々革靴って少しよしっ!と気合を入れないと履けなくて。
でもスニーカーを手掛けていた経歴を持つ、ゆかさんの靴は不思議と気軽に履けてしまうのが、また良いところで。
ゆかさん自身サイズ感とかも少し大きいくらいでいいのよって。
日本人は足をいじめすぎてるから、私の靴は少しゆったり、リラックスして履いてねと言っていました。
エンツォ・ボナフェの工場で制作されるゆかさんの靴は基本9分仕立てで、全工程の90%を手作業にて作られています。
アッパーとソールを縫い合わせる際に出し縫いという工程を専用のミシンで行い、全て機械で行えば生産効率も高くなりますが、それをせず職人が丁寧に制作しております。
その為、靴の返りもよくすぐに自分の足に馴染んでくれる。
・Y35122
BOXCALF
Last AGATHA/U
¥145,000+tax
彼女の師匠である、エンツォ・ボナフェが『ユカ!これはバッドマンか?』と言われたサービスシューズ。
通常メダリオンの穴飾りは、強調している物が多い中、村瀬氏はパンクでロックな思想なので、真逆の控えめなメダリオンにした所でボナフェからの一言。
一見Karena Uの様な見た目ですが、少し幅広の新型のサービスシューズになります。
・Y31619
KARENA U Tio Shoes
BLACK VEGETABLE CALF
¥126,000+tax
ユッカスの定番である、トゥにセンターシームがあるUチップでなく、
トゥの曲線をより美しく見せる為センターシームが無いモデルになります。
その為エレガントに、色気が増した風格のあるUチップとなります。
少し高めのヒールの傾斜がトラウザーとのバランスがよりエレガントに見える靴です。
・Y28018
SELLA HIDROVELOUR SUEDE
Last 36335
¥139,000+tax
村瀬氏曰く、『ソックスみたいなブーツ。』
柔らかいスウェードは、踵にシームのない作りで、甲にシワを出しながら履く作り。
履き続けると甲のシワに当たりが出て、更に雰囲気が出ます。
大好きなデビッドボウイが亡くなった時に、悲しみの中彼に捧げる為に作ったモデル。
・Y22114
BLACK FREUDENBERG
HRM Jodpur Boots
¥151,000+tax
70sのUKグラムロックシーンの様に、妖艶さと儚さと哀愁と哲学が含まれている様なジョッパーブーツ。
主張している靴の存在感がありますが、決してありすぎる事はなく。
少し控えめな落ち着いた要素も含まれているブーツです。