Slopeslow/V neck cardigan
Slopeslow/V neck cardigan
両畦の目を生かし、成型ラインをデザインとして仕上げている。
前振りにあしらったポケットやオリジナルのメタルボタンが効いた、軽いアウター感覚で着られるカーディガン。
原料はカウチンと同じ糸(ヤクとウール)を使っていますが、こちらは機械編みでカウチンの1/3の本数取で編んでいるので、厚みの割に重量は1/3となっております。
針の表裏で色を変えて編むプレーティングという手法で両畦リブにしておりますので、リブの凹凸に合わせてグラデーションのような色感が出るように制作。
ボタンはオリジナルで制作したメタル釦(裏面を見ると刻印があります)をデザイナーが一個ずつエイジング加工を加え、味を加えております。
また、ボタンホールをミシンではなく編みで開けているので硬くならずニットの良さを活かした作りにしています。
古着やワークウェアが好みの私たちであるが、欧米のラグジュアリーブランドやデザイナーズプランドのニットウェアもリサーチする。買うとは胸を張っては言えないのが庶民。
このカーディガンのような肉厚のセーターはインポート製品以外ではあまり見かけない。
世界中で販売されるインポート製品と違い、ニーズが見込めないからなのかもしれないが、そんなカーディガンが作りたいとOの希望により誕生したのがこれ。わたしたちの企画はニーズが少なそうな(笑)際間から生まれることが多い。
両畦に良い思い出がないのかやたらと嫌がるニット工場に依頼すること数か月、忘れたころにようやくサンプルが上がった。
ルックの撮影にも間に合わなかった最終ランナーは拍手で迎えられた。
多分Oがイメージしていた雰囲気のアイテムに仕上がったはずだ。
Oがーつ一つエイジング加工したオリジナルのメタルもついて、増しそうに試着をしていたのがその証拠。
カウチンやインターシャ、ジャガードのセーターと同じヤク/ラムウールの糸を表針と裏針で色を分けて編むプレーティングという手法で配色感を出している。
柄物よりも合わせやすく、配色感があるのが良いところだ。
素材のクオリティは遜色ないけれど、インポートプランドほど洗練されておらず、ちょっと古着のようなニュアンスも醸し出す、そんなわたしたち好みの一枚に仕上がっている。
素材
WOOL 57% YAK 43%
カラー
79/brown x marron
サイズ
M.L
M 身幅56cm 着丈62cm 裄丈84cm
L 身幅58cm 着丈64cm 裄丈86cm
85,000+tax