Thomas Riemer / Unlined peccary gloves / Taupe
Thomas Riemer / Unlined peccary gloves / Taupe
Thomas Riemer
Unlined peccary gloves
Taupe
Size 8 (Lサイズ相当)
甲幅9cm 中指長さ8cm 全長24cm
Price : 55,000+tax
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一般的に最高峰のペッカリーグローブと言えば、フランスの”CAUSSE”や英国”DENTS”を連想される方が多いんじゃないでしょうか。
20世紀初頭オーストリア ウィーンにてトーマス リーマーは創業しました。
またウィーン最古の手袋店のオーナーの引退によりその最古の店をリーマーによって引き継がれました。
元々父親の代より手袋の製造に携わっており、その技術と経験によって、1952年創業の世界最古の乗馬学校の騎手の為に手袋を製造しています。
騎手にとって、重要な道具の一つとして手袋があります。
その工程は、雌鹿(ドスキン)で作られた一枚仕立ての手袋は、手袋組合において、芸術と見なしている特別な結び目を用いたステッチで形成しており、第一次世界大戦のドイツ軍需産業の特殊機械が必要です。
現在の量産型でなく、昔ながらの工程によって、時間と手間が必要ですが、手馴染みとフィッティングに重視している大変希少な手袋です。
その為、是非ペッカリーを直に体感して頂きたくアンライニングをご提案致します。
【Thomas Riemerの技術】
トーマス リーマーの手袋の製造方法は、大量生産など現代的な技術を全く用いていません。
1960年に開発された父親のドレス手袋のパターンや100年前の古いミシン。
そして60歳から70歳ぐらいの特別な技術を持った針子職人によって手袋が形成されます。
また個人的に一番驚いた事は、裁断を手断ちで行っている事。
通常のグローブは、型抜きで機械によりプレスで抜き取る作業です。
手断ちは、特別な技術がない限り複雑な5本指の形成をうまく切り取る事が大変難しい作業。
また抜き取る作業がかなりの時間を費やし非効率なデメリットもあります。
これは、一枚一枚革の特性が微妙に違い、伸びる方向性を注意して裁断します。
それらの時間を使う事により、最高のフィッティングを体験できるでしょう。
また実はあまり知られていない事ですが、手袋全般に言える事ですが、手袋の縫製は、かなりの技術を要する仕事です。
どんなに綺麗な洋服の縫製ができても、手袋の縫製はまた別物。
特に指先は敏感で繊細な箇所なので、内側の縫代などが大きいと違和感を感じてしまいます。
それぐらい難しい作業です。
リーマーのアンライニングの手袋は、僅か数ミリの特別なミシンワークにより形成され、敏感な指先でも
全く違和感を感じません。
これは、フィッテングを最も重要視するトーマス リーマーの凄さです。
手縫いの手袋に関しては、優れた精度と習熟度で革を縫う事ができ、
まち針やガイド線を入れずに縫い目を的確に縫製します。
その経験豊富な針子は、1日に完成できる手袋は、3双しか作れない特別な手袋です。
ペッカリーはイノシシに似た動物で、油分を多く含まれている為柔らかく大変希少なレザーです。
確保する際、散弾銃を用いる為、革に傷が入るので使用できる箇所が小さくレザー小物などしか使えませんが、大変肌辺りの良い最高の素材となります。